ハナコログ

覚書onインターネット

2歳児のかたこと

有名な料理家のコウケンテツさんがいる。

ご本人のYoutubeチャンネルも開設されており、時々お世話になっている。

 

そのチャンネルのシリーズに、朝ごはんを作る様子のVlogがあるのだが、この撮影にひょっこりとまぎれこんでくるご本人の第三子である当時3歳くらいの次女ちゃんが、そればもうばちばちにかわいい。

「おみじゅのみたい」「ありやと」

と、パパであるコウケンテツさんにたくさん話しかける様がそれはもうその辺の子猫動画もびっくりのかわいさなのである。

 

この動画と出会ったのは1年以上前だっただろうか。

同じく女児を持つ身であるが、2歳になってもなおきちんとした発語のない娘に当時の私は大きな不安を抱えていた。

何度か書いているが、娘は生後2日目に細菌性髄膜炎(GBS)を発症し、NICUへ搬送。その後抗生剤治療のため生後3か月を過ぎるまでの102日間入院した。

また退院後、身体の発達は問題なかったのだけれど、1歳6か月を過ぎても発語がないことに鑑みて、週に1度の言語療法を受けていた。

髄膜炎発症時に、脳にダメージがいっていることは間違いない。

入院中のMRIでも脳膿瘍ができていたのが確認できていたし、抗生剤により膿瘍がなくなっても、その部分の組織が再生されるわけではないということだし。

だから、このシリーズの動画を見るときは、娘もいつかこの次女ちゃんのようにたいそうかわいい言葉で私に話しかけてくれたらいいなぁと心に思っていたものだった。

 

現在娘2歳11か月。3歳までのカウントダウンが始まった今、動画に出会った当時よりはだいぶ話すようになりました。

かわいい。

 

買い物の際に一切私のいうことを聞かず、本屋の床に寝そべりながら私を見上げ、「ままー、でぃやっこぉ(だっこ)ーー」と横着極まりない態度で抱っこをせがむ等を繰り返した結果、ぶちぎれた私に家まで強制送還させられるような出来事を除いては(注:割と頻繁)。