やりたいように
昔は本当にやりたいことをやりたいようにやっていたと思う。
それは夢を追いかけるとか、そういうことではない。
例えば、夜中に寂しいと感じたら誰かに電話かけるとかそういうこと。
相手の気持ちや状況を考えて、自制するということを、どの程度やっていただろう。
あの時の寂しさと今の寂しさの大きさが違うのか、それともそれを聞いてくれる人がいなくなったのか。
どちらでもないと思う。
寂しさの形はどれとどれが同じとか、どれが一番大きいとか言えないけど、私がそれを訴えたときに、何事かとあの時と同じように耳を傾けてくれる人はたぶんいる。
大人になんてなりたくなかったな。
なんとなく寂しいときに、ふと思う。