ほんとの気持ち
自分が本当は何を心良しとしてるのか。
どのくらい、明日の約束を期待しているのか。
そういうのって、自分のことなのになかなかきちんと計れない。
なんてことないことだって、そう思ってたのに、その約束がなくなった瞬間、私の心はみるみる崩れていった。
びっくりしたな。
こんなにも自分の気持ちを認識できてなかったなんて。
危ういなぁ。
いつも自分の気持ちに素直であること。
そうあることは、自分の周りの人への思いやりにもなると、私はそう思ってる。
ほんとは見栄を張ってるんじゃないか。
自分を守るために、相手を攻撃してないか。
そのために余計な詮索をしたり、相手を疑ってかかったりしてないか。
気をつけてたはずなんだけどな。
認めてしまうと自分が傷ついたり、悲しくなったりすること。
そういうことの中にいるとき、ほんとの気持ちは見えなくなる。
「傷つくことを恐れずに」
聞き慣れた言葉だけど、さすがこぞって使われるフレーズだと思う。
よく見て。
ちゃんと見て。
意識して自分の中でクリアにしたい。
ほんとの気持ち。
「勤勉は不運を負かす」
「勉強すればなれるよ。プロの法律家…じゃないけれど、プロの法実務家に。」
そう先輩は言った。
学ぼうという姿勢がなかったわけじゃない。
勤勉でこそなかったが、不真面目ではなかったはずだ。
高校のとき、本当の「頭の良い人間」を見た。
割とたくさん。
中には深い付き合いになった人間もいたが、あまりのクオリティの高さ、次元の違いに悔しささえ感じなかった。
彼、彼女たちに聞けばたいていの正解が返ってくる。
私は20歳を前にして、思考を止めていた。
そして32歳になろうという今。
どうしようもなく、1番になりたい。
自分がいる集団の中で、1番を取ってみたい。
振り返れば後悔しかない。学びに関しては。
だからもう前を向いて時間を掛けるしかないのだ。
「勤勉は不安を負かす」
いつか尊敬する人から教わった言葉、事実。
さぁ、不安を負かしに行こうじゃないか。
私にはもう、これから頑張るという選択肢しかないのだから。