ハナコログ

覚書onインターネット

1日1問でもいい。

とある試験の勉強をしています。

先日同じ試験の勉強をしている友達が、「やる気がでない。」と切なげな顔で訴えてきました。

気持ちばかり焦って、でもやる気出なくて、勉強してなくて、そんな自分に余計嫌気が指して、最終的に「ギャース!」ってなるパターン。

21歳の彼は、もぞもぞうじうじしておりました。

そうでなくても、試験まで日程もなく焦る時期。

あの時始めてたら、せめてあと1週間あったら・・・

多くの人が経験したことある心境ではないでしょうか。

ちなみに私はその常習犯であります。28年間何度となく繰り返して参りました。それはもう懲りることなく笑。

 

さて、そんな彼にかけるべき言葉を探し、安易に「大丈夫だよ、まだ間に合うよ!」と言うのも気がひけたので、

「ひとまず、1日1問やったらいいんじゃない。たった1問でも、なんにもしないより100倍いいし、とりあえずこれは覚えたと思えば、多少気も楽になるでしょう。」

と、先輩ぶって回答しました。

「ハナコロさん、自己啓発本でも出すんですか。」と笑われましたが。

 

よく見かけるアドバイスだと思うんです。それこそ、本屋さんに山積みの自己啓発本にもあるでしょうし、どこかのブログでもきっと書いてる人がいると思う。

ただ、その時感じたことは、

「私は28年間、いろんな気分や状況の中にいる自分を、慰め励まし生きてきたなー。」

ということ。たとえそれが、使い古された言葉であっても。

何かに怒ってる自分、嘆いてる自分、絶望している自分、焦っている自分。

そんなたくさんの自分の顔を見ながら、さまざまな言葉を自分に投げかけて、その時を乗り切るべく生きてきたな、と実感しました。

 

なので、

「あんたよりも何年か長く、すこぶる根暗な自分を励ましてきたので。大小さまざまなバリエーションに応じた励ましの言葉をご用意しております。」

と答えました。

 

女性としての盛りは過ぎても、まだまだ人間としてちんちくりんな自分。

これから、まだ経験したことのないようなネガティブに遭遇して、その都度新しい励ましの言葉を自分へ投げかけるのでしょう。

そんなめんどくさい事態はなるべく避けたいけれど、いつかどこかで、その「励ましの言葉for自分」が、誰かへ向けた前向きな言葉として話せることがあるのかもしれない。そう思えば、これからの人生の苦難を正面から受け止める、ひとつの理由になるのかなと思います。

・・・歳はとりたくないけどね笑。